東京動物園ボランティアーズ

こんにちは! 私たちは都立の恩賜上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然文化園で活動しているボランティア組織です。

スタンプ王国

(4) カエル ~ アマガエル、トウキョウダルマガエル(NEW!)

爬(は)虫類グループが、西園ビバリウム内の「日本のカエルの展示スペース」で活動するのに合わせて2点作りました。

アマガエル トウキョウダルマガエル

よく見かけるアマガエルと、いまや絶滅危惧種のトウキョウダルマガエルです。

製作したともちんさんは「カエルの前脚の指は4本ですが、カエルの立ち位置や角度で全部が見えないのが自然です。すべての指が見えるようにするか、見た目が自然な形を優先するかで少し悩みました」と振り返ります。

まるでプラスチック製のように鮮やかな草色のアマガエルも存在感のあるダルマガエルも、昔はたくさんいて、子どもも大人も追いかけたり捕まえたりしたものです。それがいつの間にか,都会ではカエルに出会うことさえなくなってしましました。

リアルなスタンプを見ながら、カエルが遠い存在になってしまったことを改め て実感します。

毎月第2、4日曜14:30〜15:30の爬虫類スポットガイドで、このスタンプを感慨深そうに見入っている人も少なくありません。

(3) ニホンザル、ペンギン、アシカ

上野動物園のサル山は1932年(昭和7年)※に完成、全国の動物園の手本となりました。設計した相川要一技師が、左官工をひとり正式雇用して、見事な擬岩を作り上げたことが、佐々木時雄さんの名著「動物園の歴史」(1975年、西田書店)に書いてあります。

サル山のスポットガイド(毎週木曜午後1時半〜2時半)で人気なのが、このスタンプ(縦5センチ、横7.5センチ)です。

※初期のサル山については記録が少なく、完成時期にいくつかの説がありました。再調査で1932年10月完成したことが判明しました

ニホンザル

上野動物園は実は、ペンギン飼育のパイオニアでした。全18種類のペンギンのうち、コウテイ、オウサマ、アデリー、ジェンツー、ヒゲ、イワトビ、フンボルト、マカロニ、コガタなど12種類を飼育した実績があり、コウテイペンギンの飼育成功は「世界初」だったのです。

現在は、南アフリカの海岸などに暮らすケープペンギンだけ。

このスタンプ(縦7.5センチ、横5センチ)が気になるペンギンファンは、毎月第1、第3、第5木曜の午後3時〜4時、西園のペンギン舎前に集まって下さい。

ニホンザル

木曜でも第2、第4の午後3時〜4時には、東園のアザラシ・アシカの海で、スポットガイドがあります。

カリフォルニアアシカは水中を時速25キロ〜30キロで泳ぎ回ります。スタンプ(縦7.5センチ、横5センチ)は岩の上でくつろいだところです。

ニホンザル

アシカとアザラシの水路はホッキョクグマのプールに接していて、アシカの姿を見つけるや、ホッキョクグマは猛然とダッシュしますが、アシカは透明な隔壁があると知っているのか、悠然と泳いでいます。

(2) ハシビロコウ

「動かない鳥」として人気のあるハシビロコウですが、スポットガイドが始まったのは2011年6月です。関連グッズが必要だということになり、等身大の全身像のパネル写真や脚の関節の模型と一緒に、2種類のスタンプを作りました。

ハシビロコウのスタンプ1

ひとつは縦長の全身像(たて10センチ×横5センチ)で、もうひとつが、すました横顔(たて5センチ×横7.5センチ)です。

ハシビロコウのスタンプ2

スポットガイドで行うハシビロコウクイズは、入門編・初級編・中級編・上級編と4段階あります。それぞれのクラスに合わせて4種類のスタンプを作ることになり、追加したのが、正面向きでにらみを効かせるハシビロコウ(たて5センチ×横6.7センチ)と、大きな口を開けて瞬膜を閉じているハシビロコウ(たて6センチ×横5センチ)です。瞬膜というのは、鳥や爬虫類などがまばたきしたとき、水平方向に動いて眼球を保護する半透明の膜のことです。

ハシビロコウのスタンプ3

制作したともちんさんは、「4種類もつくったのはハシビロだけ。一番好きな作品は、やはり正面向きですね。お客様は縦型の大きなハシビロがお気に入りのようです」

ハシビロコウのスタンプ4

4種類のスタンプが欲しくて、クイズに挑戦するハシビロファンもおられて、スタンプ待ちの行列ができることもあるとか。

ハシビロコウ

動かないと思われているだけに、ハシビロコウが羽ばたいたり飛んだりすると、お客様から大歓声が上がります(2013年4月25日15時20分撮影)。

ちなみに、ハシビロコウのスポットガイドは,毎月第4土曜の午後2時から3時までです(雨天中止)。

(1) ジャイアントパンダ

上野DGのスポットガイドでは動物スタンプが人気です。

ジャイアントパンダのスタンプ

ジャイアントパンダのスタンプ(写真)は直径約7センチ。

作ったのはDGの「ともちん」さん。

ともちん

「私が入った2011年は3月11日の東日本大震災で活動もしばらくお休み。なにかできないかと記念スタンプ制作を思いつきました」。当時は上野に3年ぶりとなるパンダのリーリーとシンシンが来たばかり。消しゴム版画用の板を使い、写真を参考に描いた図を彫ったそうです。

高校生だったころ、全国高校野球選手権大会のポスター原画で入選した「実力派」だけに、なかなかの出来映えです。お気づきでしょうか、「と」のサインも入っています。

このスタンプはお客さんにも予想以上に歓迎され、TZV各班から「スタンプを作って」との注文が相次いだのです。

このコーナーでは何回かにわたり、「ともちん」作の動物スタンプ・コレクションをご紹介する予定です。


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